【はじめに】ロマンチックでちょっとウソっぽくて、実は身近な宇宙

目次

はじめに

ロマンチックな星空

「宇宙の研究をしていました」「宇宙に関わる仕事をしています」

そう言うと、だいたい「すてき!ロマンチックだね!」というような反応が返ってきます。
“宇宙(星)=ロマンチック”という認識が多くの人に共通してあるようです。

ウソっぽい宇宙

現代は写真加工技術・CG技術が発展し、世の中には驚くほど綺麗な宇宙の画像が出回っています。

私も「綺麗!」から宇宙を好きになった身としては、宇宙への窓口として綺麗な画像が溢れていることは喜ばしいことです。

しかし、あまりにも綺麗すぎて少しウソっぽさが出てしまっているような気がしています。

宇宙の画像を見て、まるでこの世のものでは無いような、フィクションの世界を見ているような感情を覚える方も多いのではないでしょうか?

当然、ウソの(想像で描いている)宇宙の画像もたくさんあります。
SF映画とかの画像は当然フィクションです。

それは悪いことではないのですが、実際の宇宙の写真もフィクションだと思われてしまうとちょっと残念だなと思います。
フィクションはフィクションの、現実には現実の良さがあると思います。

私が思う現実の宇宙の魅力は、ウソのように綺麗だけれども、確かに存在するものであるということです!

綺麗の一歩先へ

宇宙のさまざまな魅力

宇宙には「綺麗」の他にも、いろんな魅力に溢れています。

「限りなく広く」「数えきれないほどの星があり」「想像できないほど大きく」「遥か昔から存在し」「生命を作ることができて」……

他にも人によって魅力を感じるところがいろいろあると思います。

でも、その全てに共通して、「確かに存在する」という前提が大切です。フィクションで良いのであれば、小説でも漫画でも魅力的な世界がたくさんありますから。

しかし、宇宙を確かに存在すると実感することは意外と難しいのかもしれません。

宇宙との間にあるたくさんの”壁”

「うちの近くからは星は見えないし」

「星を見るためには山奥とか行かなきゃでしょ?」

「望遠鏡って使うの難しそうだし、高価だし」

そもそも、そこまでして星を見て楽しいの?

こんな気持ちが人々から星を遠ざけている気がします。

確かに、ただ星を見ても夜空にあるのはただの光る”点々”でしかありません。

ただ漠然と見るだけでは、星空を見て綺麗と思って終わりです。

見えないものを見よう!

宇宙はぱっと空を見上げても見えないのかもしれません。
私たちは空を見上げて”見えないものを見ようとする”ことが求められています。

しかし、”見えないものを見ようとする”のに、特別な機材・特別な場所は必要ではありません。

望遠鏡があれば、山奥に行けば、もっと楽しめるというだけです。

ただ、ほんの少しの知識と想像力を持って夜空を見上げることができれば、そこに魅力にあふれた宇宙を見つけることができます。

まずは気軽に、家の近くから星を見て宇宙の魅力を発見しませんか?

このブログでは、そのお手伝いをさせてもらいます!

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この記事を書いた人

大学2年で宇宙の写真を撮ったことがきっかけで宇宙にはまる。
大学院で宇宙の研究をし、そのまま宇宙に関わる仕事に就いたまあまあな星好き。一児の父。
いつか「オーロラ・ウユニ塩湖・南十字」を見に行きたいと思っていたら、新婚旅行でオーロラを達成。

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