冬といえば、天体観測!
この時期、ちょっと寒いですが外に出るととてもきれいな星たちが輝いています。
ただ眺めるだけでも綺麗な星空ですが、そこで星座を見つけることができたら、、、ちょっと素敵だと思いませんか?
ここでは、明日から使える簡単な星座の探し方をご紹介します!
さっそく探してみよう!
何はともあれ、探してみないことには始まりません。
冬の星座の目印は?
○○の大三角というのは、どの季節でもある星座の目印です。
冬の星座にも冬の大三角という目印があるのですが、実は、目印よりも見つけやすい星座があります。
それが、オリオン座です。
目印の冬のよりも見つけやすいということで、冬はオリオン座を星座探しの目印にしちゃいましょう!
オリオン座を見つけよう!
「知っている星座はありますか?」
と聞くと、はじめの方に出てくるのがオリオン座です。
形も知っているという人も多いのではないでしょうか?
砂時計のような星並び、あるいは、リボンのような星並びです。
左上に明るい赤い星”ベテルギウス”があり、右下に青白い星”リゲル”があります。
2つの星の真ん中に3つ横の方向に並んだ星が、オリオンの小三ッ星(こみつぼし)です。
関東地方だと2月1日の夜8時頃にちょうど南の方角にあります。
他の場所、他の日時の場合はどうなんだ?
と詳しく知りたい方は、このページをチェックしてみてください!
だいたいで大丈夫という方は、このまま進んでください。
冬の大三角を見つけよう!
オリオン座の左上の赤い星ベテルギウスと、あと2つ星をつないだのが冬の大三角です。
残りの2つの星をオリオン座を使って見つけてみましょう!
オリオンの小三ッ星を左の方向に伸ばしていくと、ひときわ明るい星を1つみつけることができます。
星座を形作る星の中で一番明るい星”シリウス”です。
おおいぬ座の鼻先にあるほしです。
オリオン座のベテルギウスとおおいぬ座のシリウスをつなぎ、さらに東側の空を探すと、正三角形ができる位置に明るい星が1つあります。
今度は、こいぬ座のおしりの星”プロキオン”です。
ベテルギウス、シリウス、プロキオンとつないだのが冬の大三角です。
さらに星をつないでみよう!
冬は明るい星が多く派手な星空と言われます。
街中でも簡単に見つけられるような明るい星がまだまだあり、つなぐと”冬のダイヤモンド”と呼ばれる星並びを見つけることができます。
今度は、オリオンの小三ッ星をさっきとは反対の方向に伸ばしていきましょう。
すると、オレンジ色の明るい星を見つけることができます。
おうし座の眼のところに輝く星”アルデバラン”です。
続いて、アルデバランよりも高い空を見てください。オリオン座の上あたりです。
頭の上を少し超えて背中側(北)の空にあります。
少し黄色っぽい星がぎょしゃ座の”カペラ”です。
さあ、残すはあと1つです。
こいぬ座のプロキオンとぎょしゃ座のカペラ間に”2つ”明るい星が並んでいます。
ふたご座の”カストル”と”ポルックス”です。
ふたご座という名前の通り、同じような明るさの2つの星なのですが、よーく見るとちょっとだけ明るさが違います。
左側にあるほうの星”ポルックス”の方が少しだけ明るいんです。
このポルックスを見つけたら、ようやく冬のダイヤモンドの完成です。
オリオン座のリゲル、おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスとつないだこの形が冬のダイヤモンドです。
というわけで、冬のダイヤモンドを見つけることができたら、冬の主な星座をすべて見つけたことになります。
冬のダイヤモンドを見つけることができれば結構達成感もあるかと思います。
是非実際の空でも探してみてください!
星座をむすんでみよう!
星座線というのはいくつかの星をつないで作ります。
先ほど見つけた星座たちもそれぞれ近くの星を結ぶと、星座線を結ぶことができます。
明るい街中では暗い星は街灯りに埋もれて見えないですが、近くにある暗い場所(公園とか大きな駐車場とか)に行くだけでも、結構たくさんの星が見えてきます。
ちょっと暗い場所に行って、もう少し星空を楽しんでみませんか?
おおいぬ座
おおいぬ座は数ある星座の中でも、星並びからその星座の姿を想像しやすい星座です。
犬のような星並びを探してみてください。
こいぬ座
こいぬ座のおしりの星がプロキオンと紹介しました。すぐ隣にある星と結んでできる線がこいぬ座のすべてです。
2つ星をつないだだけでこいぬの姿を想像したとは、昔の人は想像力が豊かです。
おうし座
アルデバランから近くの星をつないで、小さなVの字を探してみてください。
それが、おうしの顔の部分の星並びです。
さらに2つ星をつないでもうちょっと大きなVの字を見つけることができたら、今度はおうしの角の部分を見つけたことになります。
ぎょしゃ座
カペラから近くの星をつないで、五角形を探しましょう。
野球のホームベースみたいな形です。
ふたご座
カストルとポルックスがふたごの頭の部分なので、そこから下に星をつないでいきます。
ペンギンみたいな形でしょうか?
おわりに
冬の夜空は明るい星がとても多く見ていてとても楽しいです。
ちょっと星を見たいなーと思ったら、家のベランダや庭、前の道路、近くの公園など、簡単に行ける範囲で星を眺めてみてください。
星座を見つけることができたら、もっと夜空が好きになれるはずです!
それぞれの星座についてもっと詳しく知りたい人は、「【カテゴリー】知って楽しい星座の話」もご覧ください!