12/22~1/19に生まれた人の誕生星座、やぎ座。誕生星座の中で一番小さく、目立たない星座です。
このページでは、そんなやぎ座について詳しくご紹介します。
やぎ座の見つけ方
やぎ座は、夏の星座と秋の星座の境目にあります。
秋の四辺形の対角の星をつなぎ、そのまま伸ばすと、餃子のような星並びを見つけることができます。
(または、夏の大三角のベガとアルタイルをつないで、そのまま伸ばしても良いです。)
おっちょこちょいな山羊の神様【神話】
山羊の頭を持つ牧神パーンは、ある日神々の宴に参加しいていました。
宴が盛り上がっていたその時、怪物テュホーンが現れました。
酔っぱらっている神様たちは、戦うことができず、次々と逃げ出していきます。
ある神様が魚に変身して川に逃げたのを見たパーンは真似して、魚に変身して逃げようとします。
しかし、あまりに慌てていたため、下半身は魚に変身しましたが、上半身は山羊のままになってしまいました。
この姿を見て他の神様たちは大笑いし、その姿を星座にしてしまったそうです。
やぎ座にある宇宙
古い星の集まり球状星団(M30)
やぎ座にはM30と呼ばれる球状星団があります。
球状星団とは、球の形に集まったたくさんの星の集まりで、古い星がたくさんあるという特徴があります。
といっても、球状星団は珍しいものではなく、他の星座にもたくさんあります。
やぎ座は星座も目立ちませんが、そこにある宇宙も特筆すべきものはありません。
やぎ座の豆知識
しっぽの星はデネブ
やぎ座の一番明るい星は、「デネブ・アルゲディ」という名前がついています。
これはアラビア語で「ヤギの尾」を意味する言葉に由来していて、やぎ座の尻尾のところに輝いています。
デネブとつく星はたくさんありますが、すべてしっぽのところに輝く星です。
デネブという星の名前を聞いたら「しっぽだ!」と思ってください。
パニックの語源はやぎ座?
思いがけない状況に出くわし、混乱することを英語で「パニック」と言いますが、これはやぎ座のパーンに由来すると言われています。
古代ギリシャの人々は、家畜の群れが急に騒ぎ出す現象を、牧神パーンが家畜の感情を捜査していると考え、「パーンに関係するもの」という意味で、「パニック」と呼んだそうです。
また、神話のパーンが、慌てて上半身は山羊、下半身が魚に化けてしまったということが、パニックの語源になったという説もあります。
まとめ
やぎ座についての「見つけ方」「神話」「そこにある宇宙」「豆知識」を紹介しました。
次にあなたが見上げるやぎ座が少しでも輝いて見えますように。