知って楽しいふたご座 – 探し方から神話・宇宙の話まで

ふたご座

5/21~6/21に生まれた人の誕生星座、ふたご座。ペンギンみたいな星並びがかわいい星座です。
このページでは、そんなふたご座について詳しくご紹介します。

目次

ふたご座の見つけ方

ふたご座は冬の代表的な星座です。

冬の大三角を見つけたらそこから少し高いところに、双子のように仲良く並んでいる2つの明るい星を探してください。
2つともかなり明るい星なので、簡単に見つかると思います。

左に輝いているのが弟の頭の部分に輝く星「ポルックス」、右に輝いているのが兄の頭の部分に輝く星「カストル」です。
それぞれ弟の名前「ポルックス」と兄の名前「カストル」がそのまま星の名前になっています。

仲の良い双子の兄弟【神話】

ふたご座は、美しい白鳥(はくちょう座)に変身した主神ゼウスと、スパルタ国王の妻レダの間に生まれた双子の兄弟です。

兄カストルは武闘の名人、弟ポルックスは乗馬と弓の名人でした。

ふたご座にある宇宙

三大流星群の1つ、ふたご座流星群

年に3回、特にたくさんの流れ星を見ることができる流星群を三大流星群と言いますが、ふたご座流星群はその1つです。
毎年12月14日前後には、1時間に数十個の流れ星を見ることができます。

流星群は、彗星の残していったチリや氷の粒が、地球に落ちてくるときに見えるものですが、ふたご座流星群を引き起こす彗星「ファエトン」はすでに、表面の氷を全てなくしてしまって「彗星」ではなく、「小惑星」になってしまっています。

ふたご座の豆知識

どっちが兄でどっちが弟?【簡単な覚え方】

ふたご座は、2つの明るい星が目立つ星座ですので、どちらの星が兄の星カストルで、どちらの星が弟の星ポルックスかというのは、実際の星空を見たときに覚えていると楽しいです。

2つの星をよーく見てもらうと、双子と言いつつちょっとだけ明るさが違うことに気が付きます。

弟の星ポルックスの方が少しだけ明るいのです。
そうです!「明るいほうが弟の星」と覚えれば簡単に覚えられます!

と言って、覚えられる方はそう覚えてください。
私は、「明るいほうがどっちだっけ?」「明るいほうがお兄ちゃんな気がするけど、その反対なんだっけ?」「あれ?」なんて、度忘れしちゃうこともしばしば。

そんな時は、もう一つの覚え方があります。

それは、「先に地上に上ってくる方がお兄ちゃん」という覚え方です。

星たちは東から登って、西に沈みます。太陽と同じ動きですね。

そして、ふたご座の二つの星は、東(弟ポルックス)と西(兄カストル)に並んでいるんです。

当然先に登ってくるのは、西にある兄カストルの星です。

「先に登ってくるのがお兄ちゃん」というのは、反対だっけ?とかないので覚えられるかと思います。

まとめ

ふたご座についての「見つけ方」「神話」「そこにある宇宙」「豆知識」を紹介しました。

次にあなたが見上げるふたご座が少しでも輝いて見えますように。

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この記事を書いた人

大学2年で宇宙の写真を撮ったことがきっかけで宇宙にはまる。
大学院で宇宙の研究をし、そのまま宇宙に関わる仕事に就いたまあまあな星好き。一児の父。
いつか「オーロラ・ウユニ塩湖・南十字」を見に行きたいと思っていたら、新婚旅行でオーロラを達成。

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