1/20~2/18に生まれた人の誕生星座、みずがめ座。清涼飲料水「アクエリアス」はみずがめ座の英語訳でもあります。
このページでは、そんなみずがめ座について詳しくご紹介します。
みずがめ座の見つけ方
一番明るい星でも3等星と明るい星がない目立たない星座ですが、水瓶を持つ手にあたるYの星並びがみずがめ座の目印です。
Yの星並びは「三ツ矢サイダーマーク」とも言われています。
神々の酒をお酌する美少年【神話】
神々の酒のおしゃくをさせるために、主神ゼウスにさらわれた、ガニメデスという美少年の話として伝えられています。
手に持つ水瓶からは、神の酒「ネクタル」が注がれています。
みずがめ座にある宇宙
活発なみずがめ座流星群
みずがめ座流星群と呼ばれる流星群は7つもあります。
中でも、みずがめ座η流星群は比較的活発な流星群で、多くの流れ星が発生します。しかし、日本ではみずがめ座の高度が低いので、観測できる流れ星の数はそれほど多くはありません。
猫の目のような形をしている星雲
みずがめ座には有名な惑星状星雲「らせん状星雲(NGC7293)」があります。
猫の目のようにみえる中心部が、らせん構造をしているため、「らせん状星雲」と名付けられています。
その正体は、太陽くらいの大きさの星が寿命を迎えた姿で、星の形(球体)を保てなくなり、星の材料であるガス(主に水素)が宇宙空間に広く広がって、幻想的な姿を見せてくれます。
地球からの距離が比較的近い(約700光年)ため、満月の半分くらいの大きさに見えます。しかし、とても淡い天体のため、肉眼では見えません。
みずがめ座の豆知識
幸運の星座
みずがめ座にある星には、幸運と関係する名前がついており、幸運をもたらす星座と考えられていました。
α星(3.0等)サダルメリク・・・「王の幸運」
β星(2.9等)サダルスード・・・「幸運中の幸運」
γ星(3.8等)サダクビア・・・「秘めたる幸運」
これはみずがめ座の方向に太陽が来る時期が、星座が誕生した古代メソポタミアでは、冬が終わり穏やかな雨期が始まることに由来するのだと考えられています。
待ち望んでいた雨をもたらすみずがめ座は、古代の人々にとって幸運をもたらす大切な星座でした。
また、みずがめ座の周りには、やぎ座、うお座、みなみのうお座、くじら座、いるか座など 水に関係する星座が集まっています。
これは当時の人々が、空のこの辺りを、天界の「海」と考えていたことに関係します。
当時の人々にとって、星座は季節の到来を告げ、農業の成功をもたらす大切なものでした。
幸運にあやかったジュースたち
みずがめ座は英語で「Aquarius(アクエリアス)」で、「アクエリアス」の由来となっています。
また、神の酒である「ネクタル」が「ネクター」の由来となっています。
さらに、神の酒が出てくる水瓶のところにある星並びは、「三ツ矢サイダーマーク」と言われています。
が、これは三ツ矢サイダーのマークに似ている星並びというだけです。
まとめ
みずがめ座についての「見つけ方」「神話」「そこにある宇宙」「豆知識」を紹介しました。
次にあなたが見上げるみずがめ座が少しでも輝いて見えますように。