「星の写真を撮ってみたいなー」
「星空写真を趣味にしてみたい」
「でもそんなにお金はかけられない」
そんなあなたに”最低限”のもので星空の写真を撮ってみる方法をご紹介します。
星空の写真ってとってもお金がかかる
インターネット上でよく見るとってもきれいな星空写真。
あんな写真を自分でも撮れたらなーなんて思ったことありませんか?
私はあります。
そして実際”できる範囲で”チャレンジしてきました。”できる範囲”というのはお財布が許す範囲です。
星空のきれいな写真を撮りたい!そのためにおすすめの機材はなんだろう?
その質問には、「いくらまで出せますか?」という質問を返す必要があります。
上を見れば限りがないのが星空撮影の道具の世界です。あなたにとって無理のない範囲で星空写真の撮影にチャレンジしていきましょう!
どんな”星空写真”が撮りたいのか
星空の写真と聞いてイメージする写真には2種類あると思います。
天体写真
1つは天体写真です。
カラフルで、もやもやとした雲のような天体写真とか、渦を巻いた様子が綺麗な銀河の写真とか。こういったものが撮りたいと思ったあなたは、お財布とよく相談する必要があります。
天体写真を撮るためには、まず望遠鏡を購入する必要があります。
それもそこそこ良い(お値段が高い)望遠鏡でなければいけません。
そして、カメラもそこそこ良いものを買う必要があります。
星空の写真を撮ってみたいなーという方が、まず天体写真にチャレンジするのはおすすめしません。
お金がかかるのもそうですが、天体写真の撮影はけっこう大変です。まずは自分が天体写真の撮影を好きになれるかどうか確かめてみてからが良いかと思います。
まずは普通の”星空”の写真から始めてみませんか?
星空写真
普通の星空写真とは、風景と星が一緒に写っている写真のことです。星景写真とも言います。
これであれば望遠鏡は要りませんし、カメラも自分のお財布にあったものを購入すれば大丈夫です。
当然高いカメラの方が綺麗な写真が撮れますが、安くても腕を磨けば、満足できる写真が撮れます。
まずは、自分で星空の写真を撮ってみましょう。
技術が上がって、「このカメラじゃあこれができない」と自分でわかってから、高価なカメラに手を出していきましょう。
星空の写真を撮ってみよう!
ステップ1 三脚を買おう
今は多くの人が持っているスマホでも星空の写真は撮れてしまいます。最近のスマホは性能が良いですからね。
まず、星空の写真を撮るために最低限必要なものはが2つあります。
1つ目は三脚です。暗いところで写真を撮った時に、ブレてしまったという経験はありませんか?
暗いところで写真を撮る時は、カメラにできるだけ多くの光を取り込むため、長い時間シャッターを開ける必要があります。
明るいところだと「カシャ」で良いですが、暗いところでは「カッッッシャ」となるイメージです。
カシャと鳴っている途中でスマホを動かしてしまうと、ブレてしまうというわけです。
ブレないためには、スマホを固定する必要があります。どこかに立てかけるだけでも良いのですが、それだとなかなか思ったところにカメラを向けられません。
そんなに高くないので、スマホ用三脚を買ってみましょう。
星空以外にも、自撮りする時にも使えますよ!
ステップ2 スマホを使いこなそう!
星空を綺麗に写すためには、カメラにできるだけ多くの光を取り込む必要があります。先ほどの例で言うと「カッ…(何十秒後)…シャ」というイメージです。
この”カッ”と”シャ”の間の時間のことを、シャッタースピードと言います。
シャッタースピードを設定する
星空を撮るときのシャッタースピードをいろいろ調整する必要があります。
あなたの持っているスマホではシャッタースピードを自由に変えることができますか?
自分で自由に変えることができる場合は、このままステップ3に進んでください。
私はiPhoneを使っているのですが、シャッタースピードは勝手に設定されてしまうので自分では買えられません。
街の夜景撮影程度でしたら、iPhoneの自動でうまく調整してくれるので綺麗に撮ることができますが、星空ほど暗くなってしまうとiPhoneの自動調整ではうまくいきません。
アプリを使おう
シャッタースピードが変更できないときは、アプリを使いましょう!
「星空 カメラ」と検索すれば、いろいろアプリが出てきます。
レビュー等を見て、使いやすそうなものを選んでください。
ステップ3 撮影しよう!
三脚を手に入れ、シャッタースピードを変えられるようになったら準備完了です。
三脚にスマホを取り付け、星空に向けましょう!
当然ですが、ここが一番大切なところです。写真撮影で一番大切なことは、何を撮るか(構図)です。
景色を入れよう
星空だけを写しても良いのですが、せっかくあなたが自分で星空を撮るのですから景色を入れると良いでしょう。
星空だけを写すとその写真がどこで撮られたものかあまりわかりません。
それに、ちょっと単調になってしまいます。
あなたが星空を撮っているその場所の景色があると、写真がぐっと良くなります。
写す星座を決めよう
星空はどこも同じように見えてしまうかもしれませんが、星座を知っている人が見ると、ここは〇〇座のあたりだなとわかります。
何か星座を意識しながら星空を撮ってみると面白いと思います。
何を撮れば良いのかわからないという場合は、その季節の代表的な星座を撮ってみましょう!そうすれば、星空の写真に季節感も生まれます。
私のおすすめは、春だったら、おおぐま座(北斗七星)。夏だったら夏の大三角。秋だったら、秋の四辺形。冬だったらオリオン座です。
それでは、景色と星座がうまく入るように三脚をセットしてみてください。
ここがあなたのセンスの見せどころです。
星を写そう
三脚をセットしたら、あとは撮影するだけです。
シャッタースピードを設定して写真を撮影してみましょう。
まずは10秒くらいに設定して1枚撮ってみてください。
撮った写真を見て、明るすぎるなと感じたらシャッタースピードを短く、暗すぎるなと感じたらシャッタースピードを長くしましょう。
だいたい5秒から60秒くらいで良い写真が撮れると思います。
街中など明るい場所だったら短め、山奥など暗い場所だったら長めに設定することになります。
まとめ
良い写真が撮れたでしょうか?
星空の写真に限らず、写真は何をどう写すかが大切です。
綺麗に撮るためのテクニックはたくさんありますが、何を写すかはあなたのセンスに関わっています。
いろいろな場所に三脚を持って行って、たくさん星空の写真を撮ってみてください。