星に寿命ってあるの?【星の一生】

目次

星も成長するし寿命もある

星のように永遠に変わらない輝き

星のように永遠に変わらない輝きを約束します。
ダイヤモンドの売り文句として聞いたことがありそうな言葉ですが、これは嘘です。

星は生まれたときは、暗く小さな輝きしか持たず、成長するに従ってその輝きを増していきます。もちろん寿命もあるので、その輝きは永遠ではありません。

しかし、星の寿命は私たち人間と比べると、果てしなく長いのです。それを考えると永遠と言ってもいいのかも知れません。

星の寿命ってどれくらい?

では星の寿命は何年くらいなのでしょうか?その答えは星それぞれです。人間の寿命が人によって違うように、星の寿命も星によって違うのです。

人の寿命は人によって違います。と言っても、事故や病気を除くと、広く見積もっても50歳から120歳くらいと考えていいと思います。

星の寿命は、事故(星同士の衝突等)など特別な状況を除くと、数万年から数千億年と幅が果てしなく広いです。

こんなに、寿命が読めないと人生設計を立てるのが難しそうです。

しかし、星の寿命はだいたいどのくらいかわかってしまうのです。

体重で寿命が変わる?

星の寿命は体重(質量)でおおよそわかってしまいます。

軽い星は寿命が長く、重い星は寿命が短いんです。

そしてその生涯も質量によって変わります。

軽い星は寿命が長いですが、ゆっくりと死んでいきます。重い星は寿命が短い代わりに、派手に死んでいくんです。

生まれた時の体重(質量)で人生が決まる!?【星の一生】

先ほど紹介しましたが、星の寿命や生涯はその星が生まれた時の体重(質量)で決まってしまうんです。
生まれた瞬間に人生(星生)が決まってしまうとは、ちょっとかわいそうですね。

続いて、質量別にその生涯をご紹介します。

重い星の生涯

まずは重い星の”重さ”を決めましょう。私たちが良く知っている”太陽”は重い星なのでしょうか?

答えは、軽い星です。ここでは、重い星を太陽8個分の重さよりも重い星とします。

重い星は、とても派手な人生を送ります。

星は重ければ重いほど、明るく、熱いんです。

とても明るく、とても熱いその星は、周囲の中で目立つこと間違いなしです。しかも、軽い星より重い星の方が珍しいんです。少数精鋭の星たちです。

しかし、その寿命はあっという間に訪れます。重ければ重いほど、早く寿命が訪れます。しっかり重さに比例して、寿命が短くなるのは平等といっていいのかもしれません。

寿命が近くなると、星は膨張と収縮を繰り返します。そして、寿命を迎えたその瞬間、超新星爆発と呼ばれる爆発を起こして、その生涯を華々しく終えます。

さらに、重い星の中でも特に重い星は、死んだあとブラックホールになります。死んでなお、目立つ星です。

軽い星の生涯

一方で軽い星の一生はどうでしょうか?

軽い星は、軽ければ軽いほど、暗く冷たいです。暗いということは目立ちにくいということ、そして、軽い星はたくさんあります。目立たない星がそこら中にあるというわけです。

そしてその一生は、ひっそりと終わります。

寿命を迎えると、ふわっと消えるように宇宙に散っていき、軽い星の一生は終わりです。特に、爆発が起こるとか、死ぬ瞬間に明るくなるということはありません。

まとめ

星の生涯はどうでしたでしょうか?

華々しい生涯を送る重い星と、ひっそりと地味な生涯を送る軽い星。あなたはどちらの生涯が好きですか?

星にも寿命があると考えると、なんだか星に顔が見えてくるような気がしませんか?

この話を聞いて、あなたが見上げる夜空の星たちが、昨日よりも少しでも輝いて見えたらうれしいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大学2年で宇宙の写真を撮ったことがきっかけで宇宙にはまる。
大学院で宇宙の研究をし、そのまま宇宙に関わる仕事に就いたまあまあな星好き。一児の父。
いつか「オーロラ・ウユニ塩湖・南十字」を見に行きたいと思っていたら、新婚旅行でオーロラを達成。

目次